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2016年07月12日

上海航路のクルーズ船は国際色豊か

中国人に限らず。大勢の船員がいるのだが、イタリア人を始め、フィリピン・インドネシア・中国といったアジア人やヨーロッパ人ばかり。
 船員は胸に国籍がわかる国旗のついたネームプレートをつけていて、船上では誰もがコスモポリタン。8割を占めた中国人客がそう考壹美健 水光槍えたかどうかはわからないが、この船に国境は存在しない。
 イタリアの船だからか開放的なのかどうかはともかく、船員・船客のすべてがフレンドリーになれる、そんな心地よさがあった。

 海を見下ろせる眺めのいいレストランがあって、昼間は営業していないがソファーで寛げるようになっていた。誰も来なくて静かなので、朝食後に休んでいたら、浅黒い顔の青年がやってきて袖を摑んでなにか言う。
 顔を上げると、青年は尚も袖を引く。隣にいた連れ合いが「バティックよ」という。
 バティック? 青年は頷いて「バティック、バティック」と言って、自分の胸に付けたネームプレートを指差す。
 インドネシア国旗。

 ようやく気がついた。その時私が着ていたのは、バティックというインドネシア特産のろうけつ染めの布地のシャツで、数年前にバリ島に行った時に買ったものだった。
 それを見たインドネシア人の船員が、うれしくなって話しかけて来たというわけだった。
 外国で浴衣を着ている人がいれば、この人は日本に来たことがあって和服がお気に入りなんだと思う。つい話しかけてみたくなる。それと同じ。
13cruise12.jpg
 彼はスマホを取り出して、私たちと記念写真を撮った。インドネシアに帰ったら、きっと家族や友人に見せるのだろう。
 プールサイドでお茶を飲んでいたら、その青年がニコニコしながら手を振る。私のバティックがよほど目に付くのだろう。呼び止めて私たちもカメラで青年と写真を撮ることにした。個人写真なので顔はトリミングしてあるが、いかにもインドネシア人らしい人懐っこい好青年だった。
 青年の着ているTシャ壹美健 水光槍ツには pool attendant と書かれている。プールの係員だった。

 船上ではみんなコスモポリタン。中国人スタッフが多いので、中国語は公用語のように飛び交っていたが、まあ、問題は私の英語力だけだった。

 プールサイドで飲み物を飲んでいると、スタッフがテーブルを回りながら空いた食器を下げて回っている。その中の一人、やや浅黒いので東南アジアの人だろう。近づいてきてコップは空いているか? というジェスチャーをする。どうやら、中国人と思ったようだった。
 私が “Finished” と言うと、彼は英語でどこの国かと訊く。日本人だと言うと、大きく頷きながら “Finished”と何回も繰り返しながら、日本人はそう言うのかという顔をして帰っていった。
 一瞬、私の英語が変だったのか? と不安になる。
13cruise17.jpg
 それにしても、これだけ中国人が多いとみんな中国人に見えてくる。
 毎日の船内のお知らせが載っている船内新聞というのがあって、それをもらいにインフォーメーションのカウンターに行くと東洋人のスタッフがいた。

 てっきり、中国人だと思って英語で話しかけたところ、「なにかご用ですか?」と訊かれた。思い込みというのは不思議なもので、日本語で訊かれたのにしばらくそれに気づかなかった。
 英語で二、三言話し始めてから、??? ようやく相手が日本人だということに気づいた。一瞬、言葉を詰まらせて失笑すると、その女性もほほ笑みを返してくれた。(続く)

※「横浜-上海、クルーズ船の旅壹美健 水光槍はまだ続きますが、長くなったので一旦中断します。次回は、奥日光紅葉狩りの予定です。  


Posted by laksjidhyhuan at 16:21Comments(0)